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zoom RSS オペラ:トゥーランドット

<<   作成日時 : 2006/10/09 08:57   >>

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 オペラ「トゥーランドット」を観てきました。

 トゥーランドットと言えば、私は荒川静香さんがオリンピックで優勝するまで、ずっと、中華料理店しか知りませんでした。トゥーランドットが何から来ているのかさっぱりわからず、その、中華料理店に行っていました。
 しかし、今年、トリノオリンピックにて、荒川静香さんが優勝しましたが、その時、イナバウワーの曲として有名になったのが、このプッチーニ作 オペラ トゥーランドットの中の「誰も寝てはならぬ」であり、その時、私は初めて、トゥーランドットとはオペラだったんだ。。。ということを知りました。なんて無知だったのでしょう。お恥ずかしい。。。
 
 只今、ウクライナ国立歌劇場オペラが来日しており、渋谷文化村オーチャードホールにて公演中です。
 荒川効果なのでしょうか?普段、オペラなんて観て無さそうな雰囲気の方もたくさん見受けられました。オペラ初体験と言う方も多かったのではないでしょうか。と、言いましても私もオペラは2回目ですが。私も荒川効果で観にきたようなものですし。(^^;)
 オペラというとフォーマルな服装をされている方がたくさんいるというイメージがあるのですが、皆さんの服装を見ていますと、今回はフォーマルな方より、カジュアルな服装な方が多く目立ちました。オペラは元々、大衆ために作られたものなので、これが本来のあるべき形なのかもしれません。お着物の方もチラホラ見かけました。私も着物で行けば良かったかしら。
 先週はずっと、残業続きで、かなり疲れていたので、オペラのような素晴らしい音楽を聴いたら、α波がでまくって、寝てしまうのではないかと心配していたのですが、なんせ、オペラはイタリア語、聴いているだけではさっぱりわからないので、字幕を読むことになります。字幕を読むことに必死になってしまうので、寝てる暇などありませんでした。お陰様で、しっかり最後まで寝ることなく、堪能することがきました。これが、きっと、日本語の歌だけミュージカルでしたら、寝てたに違いない。。。

 トゥーランドットの舞台は中国北京であり、御伽噺が元になって作られたものです。過激な中国版かぐや姫?という感じがしました。

<ストーリー>

☆登場人物
トゥーランドット   氷の心を持つお姫様
カラフ         トゥーランドットに求愛する異国の亡命王子  
リュー         カラフを慕っている奴隷
ティムール      カラフの父。異国の元王様
アルトゥム      中国皇帝。トゥーランドット父
ピン、ポン、パン  中国宮廷の三人の大臣

☆第一幕 
トゥーランドット姫の花婿の条件は姫が出す三つの謎を解く事だ。しかし、もし解けなければ求婚者の首を斬るという。そして今日もトゥーランドットに求婚し、謎解きにチャレンジしたが結局は解けなかったペルシャの王子が処刑される。
処刑を見に行こうとする群集の中、偶然にも放浪の身のダッタン王ティムールとティムールと一緒に放浪している女奴隷のリューはティムールの息子である、カラフ王子との再会に喜び合う。しかし喜びもつかの間、処刑の時が近づき、処刑されるペルシャの王子が刑場に引き立てられると、月明かりのバルコニーにトゥーランドット姫が姿を現すとカラフは姫の美しさに心奪われ、ティムールやリューの止めるのも聞かず、姫に求婚することを決意してしまうのである。

☆第二幕
宮廷内、正面の玉座に皇帝アルトゥム、周りはお付の者達、役人、大臣達が並び、カラフが隅に控えている。そんな中、トゥーランドットが姿を現す。そして、姫の3つの謎かけが始まった。しかし、カラフなんと、この3つの謎を全て解いてしまったのだ!!これで国は平和になると誰しもが喜んだが、トゥーランドットは往生際悪く、絶対結婚は嫌だ!!とカラフを拒む。あまりにも取り乱すトゥーランドットを哀れに思ったカラフは今度は自分がトゥーランドットに1つだけ謎を出した。「あなたは私の名前を知らない。だから明朝までに私の名前を当ててください。名前を当てたら、私はあなたに命を差し出しましょう。」と言うのであった。

☆第三幕
北京の街に男の名前が分かるまで誰も寝てはならないと言う布告が出される。誰しもが王子の名前を探ろうと躍起になる。そんな中、ティムールとリューが引き立てられてきた。この二人は昨夜彼と話していたから男の名前を知っている筈だという。リューはティムールを庇うため、自分だけが彼の名前を知っているといい、拷問を1人で受けることになった。しかし、リューは絶対に男の名前を言おうとはしない。そして、リューは傍らの兵士の短剣を奪い自害してしまうのだった。その光景を見ていた姫はだんだんと心を動かされる。人々が去りカラフとトゥーランドット姫の2人だけがその場に残った。姫はまだ固い態度を崩そうとしないが、カラフは姫を強引に抱きしめ接吻する。姫は涙を流した。カラフは夜明け前に自分の名前を姫に明かし、姫に命を預けてしまう。トゥーランドットは若者の名前がわかったと叫び喜ぶ。夜があけ、皇帝はじめ、人々が集まった中、トゥーランドットは彼の名前がわかった、男の名は「愛」と叫ぶ。こうしてトゥーランドットとカラフは結ばれ、北京にも幸せが帰ってきました。めでたし、めでたし。

 休憩が入りながら、約3時間、このようなストーリーで綴られます。流石オペラ、歌声が素晴らしい!!迫力満点です。
 荒川さんのイナバウワーの曲は第二幕でトゥーランドットが男の名前がわかるまで誰も寝てはならぬとおふれを出したときに、カラフが歌う曲です。誰も寝てはならぬか〜と、カラフはトゥーランドットの慌てぶりを少し愉快に思い、自分の勝利を予感して歌う歌です。その後、父とリューが捕まるという悲劇に見舞われるのも知らず。。。
 この曲はこのオペラにテーマソングなみに扱われている曲ですが、改めてじっくり聴いているととても良い曲だと思いました。
 
 このオペラは舞台は中国ですが、イタリア人であるプッチーニが作ったものです。初演から、何度となく、欧米人が中国人の格好をしていたのでしょう。日本人が欧米人の装いをして舞台にたつのは見慣れているので、なんとも思わないのですが、白人がこのように中国人の姿をするというのは妙に違和感がありました。
 オペラで蝶々夫人も有名ですが、これは日本長崎が舞台になっています。と、いうことはやはり白人が着物を着て舞台にたち、歌はイタリア語なんだよな〜。。。と、想像すると違和感ありすぎです。その反面、蝶々婦人、どんな感じなのかとっても興味あります。

 トゥーランドット良かったです。ストーリーとしてもよくまとまっておもしろいですし、セットや衣裳も華やかでいいのですが、、、唯一つ気に入らないはカラフです。カラフとトゥーランドットの恋物語。氷のような冷たい心をもつ姫の心を開き、愛に導くという話です。この部分だけ聞いていれば素敵なお話です。しかし、、、カラフを慕い、カラフとカラフの父を守って死んだリューの立場は!!ひどいです。奴隷だからといって、あんなにリューの立場を無視することないじゃないですか!!所詮、男は女の姿、形しか見てないんですかねー。自分に求婚してくる男性を次から次ぎへと死刑にしてしまうのに、奇麗だからというだけで、命賭けちゃう男って何なの?って思います。人間は心だなんていっても、トゥーランドットは最後は愛や優しさに目覚めたものの、最初の頃はどう考えてもいい性格の持ち主とは言えませんからね。

 芥川龍之介の杜子春はトゥーランドットと同じく舞台は中国です。仙人になりたいという杜子春に仙人は何があっても声を出してはいけないと試練を与えます。仙人になりたい一心の杜子春はどんな怖い目にあっても声を出しませんでした。しかし、そこへ母が現れ、拷問にあっている姿を見ると最初は見て見ぬふりをしていた杜子春も声を出してしまった。すると全てが元の世界に戻り、仙人が杜子春にお前が母を見て、声を出さなかったら、お前の命を奪おうと思っていたと告げ、杜子春はまた、普通の生活に戻るのです。

 カラフを杜子春にしましたら、カラフはとっくに死んでますよ。自分の父親が拷問にあいそうになっているというのに、何もせず、リューの命によって救われてるのですよ。それでも尚且つ、底意地悪いトゥーランドットに夢中なんですから、なんておバカな男でしょう。
 この考えはイタリア人と日本人の違いでしょうか?舞台は同じ中国でも、プッチーニはイタリア人、芥川龍之介は日本人。個人主義の欧米人、愛に生きるイタリア人、親よりも恋愛なのでしょうか。日本人は儒教の教えも強く、親孝行は美徳とされています。(最近はかわってきているのかもしれませんが)その違いが出ているのかもしれません。

 もし、私がトゥーランドットを作るなら、父親も助け、トゥーランドットも手に入れるというステーリー展開を考えるんだけどな〜。
 オペラを作れるような才能は全く持ち合わせていないので、想像で終わってしまいますけどね。
 トゥーランドット、このカラフのことさえなければ、とっても素晴らしい作品でした。オペラは高くてなかなか行けませんが、また、機会があったら、行きたいと思います。

(2006,10.7)

プッチーニ : 歌劇「トゥーランドット」(全曲)

プッチーニ : 歌劇「トゥーランドット」(全曲)

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
『トゥーランドット』。華やかで素敵でしたね〜。曲も改めて名曲だと思いました♪
カラフ王子は確かにちょっと身勝手な感じはしますよね。でも、カラフがトゥーランドットの美しさに一目惚れしなかったら、この作品は成り立ちませんよ〜。(>_<)

2006/10/10 00:36
>翠さま、コメントありがとうございました。
トゥーランドット良かったですね〜。舞台は華やかで目が離せず、曲も素敵でしたね〜。物語としてのカラフ王子は良かったです。確かにカラフ王子の一目ぼれがあってこその物語ですからね。でも、現実にはあまりいて欲しくないタイプの男性です。
snowwhite
2006/10/10 21:50

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